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ディスコとクラブの違い風営法改正後も残る踊ってはいけない国の限りなくブラックに近いグレー

 2016/11/17 DJ講座 クラブの歴史
この記事は約 8 分で読めます。 3,099 Views

度々、摘発される風俗営業法(風営法)違反のナイトクラブ。

2013年、六本木の某大型クラブへのガサ入れが大きな事件となったのが記憶に新しいです。

 

 

18歳未満の人が深夜にクラブに出入りしているのが理由ではなく、

クラブ自体が、ある日突然、法律違反で摘発されているのです。

 

 

風俗営業法(風営法)違反のクラブの実態とは?

 

その前にまずは、ディスコとクラブの違いについて知ってもらわないといけません。

 

vanityバニティー六本木

出典Naver.jp

 

ディスコとクラブの営業形態の違い

 

ディスコ=80年代、昭和のバブルのイメージ、音楽ジャンルはユーロビート

クラブ=90年代以降、平成、ハウス、テクノ、EDM

 

イメージ的にはこんな感じでしょうか?



 

言ってしまえば、「ディスコ」と「クラブ」の言葉の意味には違いはありません。

 

お酒などのドリンクを提供し、踊り場があり、お客さんがダンスを楽しむお店のことです。

 

しかし、これは日本以外でのお話。

 

 

日本では少々、話が複雑になります。

 

バブル絶頂期、「ワンレンボディコン」という、今では死語の言葉が飛び交っていた時代、

 

ドレスコードがあり、高級志向で売り出されていたディスコは、

バブル崩壊とともに訪れた不景気によって、高級志向のイメージの転換を迫られます。

 

ディスコのイメージを変えるため、ディスコと同じ意味を持つ「クラブ」という名称が都合がよかったのです。

バブル崩壊後のディスコの名称を「クラブ」と呼ぶ、と思っていただいていいでしょう。

 

入場を無料にするなど、クラブの料金体系は景気が低迷した時代に沿ったものへと変更されました。

 

 

 

そして、クラブ業界と言えば、

 

反社会勢力と関係の深いアンダーグランドな世界ですから、いろいろなしがらみがあり、

限りなくブラックに近いグレーな部分が多く残っているにもかかわらず、黙認されている業界です。

 

さまざましがらみによって制約ができ、世界からますます遅れを取っていく日本。

 

2016年6月に施工された風営法改正とはなんだったのか?

風営法改正後のクラブ業界に迫っていきましょう。



 

飲食店営業かナイトクラブ営業かの違い

 

深夜1時で閉まってしまうクラブと、

朝5時まで開いてるクラブと2種類あることに疑問はありませんか?

 

 

結論を言うと、朝5時までに開いているクラブはほぼ違法営業をしていると思っていいでしょう。

 

違法営業をしているクラブが大半を占める、

これが目を逸らすことのできない日本のクラブ業界の現実です。

 

 

風俗営業法(風営法)という法律があり、

接待をするお店だったり、パチンコ、麻雀などのギャンブル系のお店もこの法律によって営業方法が定められています。

 

 

簡単な話、多くのクラブは、終電以降の時間から始発の時間まで営業したいと考えます。

 

クラブの売り上げの大半はドリンク代によってまかなわれているため、

より多くのお酒を提供して、朝までクラブで遊んでもらいたいのです。

 

sportbarスポーツバー風営法

 

しかし、風営法許可を取り、

ナイトクラブとして営業すると、深夜1時に閉店しなくてはいけませんでした。

 

 

朝まで営業するために、飲食店という形で営業し、

 

お客さんが音楽に合わせて勝手に踊っているだけ、

お店はドリンクを提供しているだけ、

イベントオーガナイザーに場所を提供しているだけ、

 

何かあってもいいように逃げ道を作っておき、風営法をくぐり抜けたグレーな営業をしていました。



 

そして、2016年6月

 

風営法改正によって、店内でダンスができるナイトクラブ営業は、風俗営業から外れることになり、

新たに「特定遊興飲食店営業」の許可を取れば、深夜1時以降も営業できるようになりました。

 

 

ただしこれによって、何かが変わったか?

と問われると、何も変わっていない、としか答えざるを得ません。

 

 

「特定遊興飲食店営業」の許可は取れるのか?という疑問

 

何も変わっていないというのもの、

風営法改正によって朝まで営業できたとしても、「特定遊興飲食店営業」の許可を取れればの話だからです。

 

そもそも「特定遊興飲食店営業」の許可を取るには店舗の立地などが関係しているため、申請すれば取れるわけでもなく、

 

また店舗の大きさなど細かく決められているため、改装しないといけない場合も多く

改装費用もかかり、営業停止中の客離れは否めません。

 

 

そのため今まで通り飲食店として、限りなくブラックに近いグレーな営業するクラブは多く残っています。

 

今までグレーな営業をしていたクラブを白と黒にしっかりと分ける、

 

これが風営法の改正に求められていたことのはずですが、現状は何も変わっていません。

 

 

それどころか、純粋に音楽・ダンスを楽しむためのまともな音箱は許可が取れず、

パリピが朝まで飲んで、騒ぐ、ナンパするためのナンパ箱に人が集まるという皮肉。

 

vanityroppongiバニティー六本木風営法

出典http://kai-you.net/

 

 

風営法改正に尽力したZeebra率いるCCCC(Club and Club Culture Conference)

「クラブとクラブカルチャーを守る会」が日本のクラブカルチャーを守ろうと活動した結果がコレです。

 

まとなクラブを深夜営業できなくして、守るべき日本のクラブカルチャーとは何なのか?

 

 

オリンピックに向けた外国人観光客の誘致という目的もあるみたいですが、

外国人にナンパされて勘違いするバカな女が増えるだけでしょう。
 
 



 

 

グレーな営業というのは、クラブ業界だけの話ではなく、他の業界についても同じです。

パチンコも同様、そしてご存知の通り、

違法風俗店なのに、料亭として登録されているお店が日本各地に数え切れないほどあります。
 
 

踊ってはいけない国、日本

 

 

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